blog2019/10/28

森の中の共生に目を向ける_伐採作業2019年10月

暑くもなく、寒くもなく、秋も中盤といった感じで
イイ汗をかくにはほどよい作業しやすい天気です

ヤマツツジ

ツツジといえば街中で一斉に沢山の花をつけているイメージですが
ここの森の中では木は伸びて枝が少なく
少しずつ咲いています
今季最後の一輪かな
やさしいピンク色が目をひきます
ツツジの葉はやわらかく、生毛があります
幹や枝の表皮はやや白くてややキメが細かい感じの印象です

きのこ類


テングダケ科

カワラタケ

「森の友達」とでもいいましょうか
色々なかたちとなって目にするのは
胞子を飛ばすための菌糸の集まりで
植物でいえば「花」のようなもの

腐った木や落ち葉の中にきのこは見かけますが
木や落ち葉を分解する役割があり
木と「共生」しています

普段の菌糸の状態を目にすることがない「森の妖精」
姿をとらえられない意識のようなものと認識すれば
素敵かなとも思います

ツバキ

ツバキは冬でも葉をつけていて
葉の面は艶があり、裏は艶がない
葉の裏側に毛虫(チャドクガ)のタマゴの跡がないかみておこう
ここの森では常緑樹は切る方向なのですが
赤い花が楽しみなので
伐採の対象として切りすぎてしまわないよう気をつけよう
幹の表皮は白くキメ細かい
硬くて木肌が滑らかな材になる