鳥取県岩美町『横尾棚田』は日本の棚田百選に選定され、山陰海岸ジオパークエリアで地質風土を学ぶ資源として活用されています。
また、町と地元の会が主体の『棚田オーナー制度』があります。
棚田のある横尾地区においても他の農山村に例外なく農業者の高齢化が進み、農地を維持していくのは困難な状況です。
日本の原風景ともいえる農村の景観を後世に伝えたいという思いのあるオーナーやボランティアが参加し、冬の間に荒れた水路の掃除から田んぼの作業がはじまりました。
あいにくの雨模様。今年度の棚田オーナー田のはじまりです。
落ち葉や、斜面の砂が水路に溜まっています。イノシシの仕業かな。
斜面から大きな石が転げ落ちて塞いでいる。自然との戦いを感じます。
幾度かの整備工事によりコンクリートの箇所があれば、昔のまま残っているの箇所もあります。
先人の知恵と努力の結晶で貴重な歴史的遺産ですね。
草花に目をやりながら、2時間程度の作業でしたが、微力でも地域の田んぼに貢献でき、いい汗でした。
里の空気でストレス解消。次回は田植え作業です。