blog2016/06/19

森林ボランティア養成講座 現地実習「植生調査」

梅雨時期の貴重な晴れの天気
千狩貯水池の森林ボランティア養成講座は今回、現地実習として「植生調査」ということで
貯水池の北側の幹線道路から入り口になる管理敷地の駐車場に近いエリアへ

チラシやパンフレットのデザインDTP作業で目に負担をかけている
気分転換のリフレッシュ効果を期待


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植生調査は10メートル四方に区切って
そのエリアに生えている木を調査する気の遠くなりそうな作業
数え方は高木層、低木層、草本層の種類、本数
高さ、太さ…
数えて、図ることで数字が割り出され
森林の多様性や状態を把握し
整備計画を設計していく

高木が茂る現地もかつては棚田であったことがうかがえる
かつての里山が貯水池となって、人の立ち入りがなくなって放置林となり
今では貯水池水質の悪化が懸念されるようになった

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木の種別や名前を覚えるのは大変そうだが
しばらく林の中に居ると、木々のそれぞれの葉や幹の特徴が見えてくる
葉の形状、ツヤ、厚み、葉ぶり、枝振り、木の皮の風合いや色
刈る木、残す木、危険な木
たぶん、それらと馴染むうちに自然と名前も記憶されていくのだろう
そして、四季折々に表情変化も加わって
多彩な楽しみを与えてくれるにちがいない